愛知連帯ユニオン総会
9月30日、約20名の組合員が集まり、愛知連帯ユニオン第11回総会が開かれました。
総会では、この1年間、生コン関連2分会を立ち上げ、16名の組合加入があったこと、トラック・一般でもほぼ同数の組合加入を勝ち取ったことが報告されました。
2日に1度は団体交渉や申入れ行動があり、愛知県労働委員会にかかる救済申立の半分を担うなど、組合員の労働条件の改善のための活動を不断に続けてきたことが確認されました。来期は2職場の労働争議に勝利し、組合の運営体制と行動体制の強化を目指します。
役員が選出された後、恒例となっている参加者全員からの発言がありました。
このなかで、長らく職場分会長を務めてきた古参組合員は「父親は近衛兵だったが、終戦後は労働組合の役員をやることになった。『血のメーデー』事件の際、新聞に顔が写り、天皇陛下に仕えていた人が『赤』になったと噂になった。そのせいで自分は小学校を何回も代わらざるを得ないとの体験をした。親父は、今どきの労働運動は楽なもんだな、などと言っていた」との話を紹介しました。労働者の権利が先人の多くの労苦によって勝ち取られたものであることを参加者一同、あらためて痛感しました。
【 くさり11月号より 】